
通夜・葬儀・告別式に参列できないときに、故人やご遺族へお悔やみを伝える「弔電」を送るのが一般的なマナーとされています。
この記事では、初めて弔電を送る方に向け、弔電の選び方や文例など、基本的なマナーについて詳しく解説いたします。

弔電とは、通夜や葬儀、告別式に参列できないときに故人・遺族へ弔意を伝える電報のことです。
本来、通夜や葬儀といった弔事には直接参列するのがマナーです。しかし、通夜・葬儀の知らせは突然のことが少なくなく、遠方の方ややむを得ぬ事情で参列が難しいケースも珍しくありません。
そういった際に、故人やご遺族へのお悔やみを伝える手段として、「弔電」が用いられます。
スマートフォンなどのデジタルデバイスが一般的になった近年では、親しいご遺族にメールなどを使ってお悔みの気持ちを伝える例も増えてきています。しかし弔電は、故人やご遺族へお悔やみを伝えるフォーマルな電報であり、告別式では弔電の読み上げも行われます。
そういった意味でも、弔電は「形に残る弔意」として、現在でも数多くの方に選ばれています。ただ、ご遺族の中には弔電などを辞退される場合もあります。こういった際には控えるようにしましょう。

弔電は通夜に届けるのが最適です。そのため、訃報が届いたらすぐに手配するのが基本となります。
ただ、突然の訃報だった場合は、通夜に間に合わせるのが難しいこともあります。こういった時には、葬儀や告別式の開始前までに届けるよう手配しましょう。
一般的に、弔電は葬儀・告別式で読み上げられます。そのため遅くとも葬儀・告別式の開始前までに届ける必要があります。
いざ弔電を送るとなった際には、上記5項目が最低限必要となります。
弔電台紙は、電報サービスを提供している事業者に依頼するのが一般的です。近年ではインターネット上から好きな弔電台紙を選び、そこから直接「お悔みのメッセージ」も記入できるので、多くの方がインターネットサービスを利用しています。
そして弔電の宛名(喪主の氏名)と届け先住所、弔電の差出人名に誤りがないことを確認できれば、すぐに送付できます。
今すぐ弔電の手配が必要な際は、KDDIグループの電報サービス「でんぽっぽ」をぜひご利用ください。
「でんぽっぽ」では弔電用の電報台紙が多数用意されております。お悔やみの言葉と一緒に供花・供物も送りたいとお考えの場合は、供花とセットになったものや、線香・ろうそくとセットになった弔電台紙がおすすめです。
「でんぽっぽ」内の最短当日ラベルのある商品であれば、当日14時までのお申込みで、即日でのお届けが可能。地域によっては、最短3時間以内に電報をお届けすることができる有料オプション「当日お急ぎ便」もございます。

弔電を送る際には、上記のようなチェックリストを用意して準備を進めると、スムーズに手配することができます。
いずれも重要なチェックポイントですが、中でも気をつけたいのが「故人の宗教・宗派」について。一般的には「問題のないお悔やみのメッセージ」と思われている言葉、表現であっても、宗教・宗派によっては葬儀の場で相応しくない言葉・表現とされることが少なくないからです。それを知らずに弔電を送ってしまうと、かえってマナー違反となってしまう恐れがあるのです。
無用なトラブルを避けるためにも、上記の情報をしっかりと確認しておきましょう。
なお、弔電の具体的な送り方については、当サイトの以下コラムでも詳しく解説しています。よろしければこちらも併せてご参照ください。
弔電の送り方|申し込み方法から宛名の書き方・文例・マナーまで
電報(祝電・弔電)の送り方|専門家監修 結婚式・葬儀などシーン別文例も
弔電は、葬儀の喪主を務める方宛に送る形となるので、その宛名は喪主の方のフルネームで記載するのが基本です。弔電を準備する際は、必ず喪主の方のフルネームを事前に確認しておきましょう。
ただ、社葬の場合は弔電の宛名を会社名や会社の代表者名にすることがあります。また、どうしても喪主が誰かわからない場合は、「(故)●●ご遺族様」と記載することもあります。(※●●に記載する故人の名前はフルネーム)
弔電の届け先は、基本的には通夜や葬儀が行われる斎場となります。
しかし、通夜・葬儀が故人・喪主のご自宅で行われる場合は、ご自宅の住所に届ける必要があります。事前に斎場の場所についても確認しておきましょう。
弔電の差出人名は、弔電を出した方の氏名をフルネームで記載します。また、住所や電話番号も明記するのがマナーです。
故人との関係が会社関係の場合は、会社名、部署名、役職、氏名を記載し、ご遺族の方に故人との関係性がわかるようにしましょう。
弔電の文章を作成する際には、「忌み言葉」を避けるのがマナーとされています。忌み言葉とは、不幸や不吉なことを連想させる言葉とされ、葬儀や結婚式での使用は避けるべきと考えられているからです。
弔電で気を付けるべき忌み言葉は、以下の通りです。
| 重ね言葉 | 重ね重ね / 返す返すも / またまた / 重々 / くれぐれも / いろいろ / たびたび |
|---|---|
| 繰り返しの言葉 | 追いかける / 次に / また / 引き続き / やがて / なおまた |
| 死や苦しみを連想させる言葉 | 四 / 九 |
| 生々しい表現 | 死ぬ / 自殺 / 生存中 |
| 仏教以外の葬儀での仏教用語 | 冥福 / 弔う / 供養 / 往生 / 成仏 / 冥士 / 彼岸 |
| 仏教の葬儀で「浄土に行けない」と連想させる言葉 | 迷う / 浮かばれない |
弔電メッセージを作るのに迷ったら、文例を参考にするのがおすすめです。「でんぽっぽ」では様々なシーンにつかえる弔電文例をご用意しておりますので、よろしければこちらを参考にしてみてください。
もちろん文面をそのまま利用していただいても問題ございません。
最近では電報を利用される方も少なくなっていますが、弔電は参列が叶わないときに確実かつ礼節を保って弔意を届ける手段として、弔電は現在でも日本における一般的な礼節の一つとなっています。
基本的なマナーさえ守っていれば誰でも簡単に送れて、故人とご遺族にフォーマルな形で弔意を伝えることができますので、そこまで難しく考える必要はありません。
KDDIグループの電報サービス「でんぽっぽ」では、インターネット上から誰でも簡単に弔電を送れるWebサービスをご用意しております。
豊富な弔電台紙からメッセージ文例はもちろん、届け先の住所や宛名なども入力フォームがございますので、もれなく準備を進め、すぐに送ることができます。
最短当日ラベルのある商品であれば、当日14時までのお申込みで即日でのお届けが可能。地域によっては、最短3時間以内に電報をお届けすることができる有料オプション「当日お急ぎ便」もございます。
突然の訃報で急に弔電の手配が必要になった際は、ぜひ「でんぽっぽ」をご利用ください。
弔電の送り方|申し込み方法から宛名の書き方・文例・マナーまで
【弔電文例】親戚(おじ、おば、祖父母など)に送るお悔やみ電報
弔電はいつまでに送る?タイミング(通夜・告別式)やマナーを解説
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