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親戚(おじ・おば・祖父母)に送る弔電の文例とマナー|心を込めたメッセージで弔意を伝える

お悔やみの気持ちを弔電で お葬式
追悼の気持ちを伝える ほうじ・法要
高級うるし台紙

親戚への弔電は、故人やご遺族との関係性を踏まえ、より温かいメッセージを伝えたいものです。この記事では、親戚に不幸があった際に送る弔電について、失礼のないマナーから具体的な文例、メッセージに添える言葉の選び方まで、詳しく解説します。

親戚に「心を込めた弔電」を送るポイント

遺影を持つ男性
  1. 故人との思い出に触れる
  2. 遺族への気遣いを示す

普段なかなか会う機会のない親戚へ送る弔電は、定型文のような文章にしてしまうと、自分の思いを丁寧に伝えることが難しくなってしまいます。

どんなメッセージを書けばいいのか迷った際は、故人との思い出や忘れられないエピソード、ご遺族への配慮を伝えると、温かみのある心のこもった文章にすることができます。

1.故人との思い出に触れる

定型文だけでなく、故人との思い出をしのぶエピソードや、ご遺族への労りの言葉を添えることで、メッセージに深みが増します。例えば、「学生時代には大変お世話になりました」「優しい笑顔が忘れられません」といった一言を加えるだけでも、メッセージを受け取ったご遺族の心に響きます。

具体例として、「でんぽっぽ」で掲載している文例を使って、「故人との思い出のエピソード」を加えた例文をご紹介いたします。

ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。穏やかな笑顔、面影を偲び、在りし日の思い出は尽きません。一目お別れに駆けつけることも出来ず、申し訳ない気持ちですが、遠くから静かに手を合わせ、安らかにご永眠されますよう心よりご冥福をお祈りしております。

文例番号 8536
文字数 122文字

ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。子どものころ、●●おじさんのバイクでいろいろなところへ連れて行ってもらったときのことを、今でも懐かしく思い出します。穏やかな笑顔、面影を偲び、在りし日の思い出は尽きません。一目お別れに駆けつけることも出来ず、申し訳ない気持ちですが、遠くから静かに手を合わせ、安らかにご永眠されますよう心よりご冥福をお祈りしております。

   
文字数  180文字

また同じ例文でも、別のエピソードを入れると、全く異なるメッセージを作ることができます。

ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。いつも、おいしい手料理を用意して迎えてくれた、おばあちゃんのやさしい笑顔を思い出します。面影を偲び、在りし日の思い出は尽きません。一目お別れに駆けつけることも出来ず、申し訳ない気持ちですが、遠くから静かに手を合わせ、安らかにご永眠されますよう心よりご冥福をお祈りしております。

   
文字数  159文字
 

ご逝去を悼み、心よりお悔やみ申し上げます。●●様は、つらいときにはいつでも温かい言葉で私を励ましてくださいました。悩んだとき、落ち込んだとき、その優しさと明るい笑顔に何度も元気をもらいました。面影を偲び、在りし日の思い出は尽きません。一目お別れに駆けつけることも出来ず、申し訳ない気持ちですが、遠くから静かに手を合わせ、安らかにご永眠されますよう心よりご冥福をお祈りしております。

   
文字数  190文字

2.遺族への気遣いを示す

故人とそれほど親しくなかった関係性の場合でも、受取人や遺族を思いやる言葉を添えることで気遣いを示せます。

ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。

文例番号 8501
文字数 21文字

ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます。●●様の悲しみを思うと、胸がふさがる思いです。どうかお身体を大切になさってください。そして、一日も早く悲しみが癒され、心に平穏が戻ることをお祈りいたしております。

   
文字数  102文字

ほんの少しの工夫で、温かみのある弔電に

故人との思い出を振り返ったり、ご遺族への配慮の気持ちを伝えたりするだけで、とても温かみのある弔電にすることができます。

ここでご紹介した文例以外にも、「でんぽっぽ」では親戚へ送る弔電用の文例を数多くご用意しております。以下「文例集」からご自身で最適と思われる文例をご自由に使って、故人との思い出、ご遺族への配慮を加えたオリジナルの文章をぜひ作ってみてください。

「弔電」の文例集

親戚に弔電メッセージで気を付けるポイント

祖父母と孫二人
  • 故人の敬称(呼び方)
  • 故人/ご遺族との関係性
  • 故人の宗教・宗派
  • 忌み言葉
  • 年齢に触れる表現

親戚に弔電を送る際には、いくつか気を付けておきたい点があります。特に距離感が難しい親戚には、お悔やみの言葉の選び方に注意が必要です。

故人の敬称(呼び方)

故人との関係性 敬称(呼び方)
実の父 ご尊父[そんぷ]様、お父様、お父上(様)
夫の父 お舅[しゅうと]様、お父様、お父上(様)
妻の父 ご岳父[がくふ]様、お父様、お父上(様)
実の母 ご母堂[ぼどう]様、お母様、お母上(様)
夫の母 お姑[しゅうとめ]様、お母様、お母上(様)
妻の母 ご岳母[がくぼ]様、ご丈母[じょうぼ]様、ご外母[がいぼ]様
両親 ご両親様、ご父母様
ご主人様、ご夫君様
ご令室[れいしつ]様、ご令閨[れいけい]様、奥様
祖父 お祖父[じい]様、ご祖父[そふ]様
祖母 お祖母[ばあ]様、ご祖母[そぼ]様
息子 ご子息(様)、ご令息(様)
ご息女(様)、ご令嬢(様)、お嬢様
兄上様、ご令兄[れいけい]様、お兄様
姉上様、ご令姉[れいし]様、お姉様
ご令弟[れいてい]様、弟様
ご令妹[れいまい]様、妹様
父母の兄 伯父[おじ]様、伯父上様
父母の姉 伯母[おば]様、伯母上様
父母の弟 叔父[おじ]様、叔父上様
父母の妹 叔母[おば]様、叔母上様

弔電では、喪主から見た故人との関係を基準に敬称を用いるのが一般的ですが、その敬称は故人との関係性によって変わります

一例として、故人が喪主の実の親に該当する場合は、「ご尊父様 / お父様」「ご母堂様 / お母様」といった敬称を用います。そして親戚に送る弔電で特に注意が必要なのが、「おじ」と「おば」の敬称です。

「おじ」と「おば」は、それぞれ「父母の兄と姉」「父母の弟と妹」という関係の差で、「伯父 / 伯母」と表記するか、「叔父 / 叔母」と表記するかが変わってきます。

敬称の誤りによって礼を失することのないよう、十分に注意しておきましょう。

故人/ご遺族との関係性

弔電で使用する敬称は、特にフォーマルな弔電においては重要です。一方で、故人やご遺族との関係性が非常に近い場合、フォーマルな敬称は返って距離感を感じさせ、冷たい印象を与える可能性も否定できません。

もし故人やご遺族と親しい間柄であるならば、「おじいちゃん」「おばあちゃん」といった生前の呼び方で、より親密な気持ちを伝えた方がいいこともあります。

「マナー」で大切なことは「ルール」ではなく「お相手の気持ちに寄り添う心」です。弔電を送る際には、故人やご遺族との関係性も十分に考慮しておきましょう。

故人の宗教・宗派

親戚に送る弔電に限った話ではありませんが、一般的に宗教・宗派によっては、お悔やみの言葉として相応しくない表現があります。

一例として、弔電では「ご冥福をお祈りする」という言葉がよく使われますが、「冥福」という言葉は仏教から来ているため、故人が神道やキリスト教など、他の信仰をもっていた場合は使うべきではない、という考え方があります。

このほか「成仏」「冥土」なども仏教の言葉となるため、その使用には注意する必要があります。

他の言葉に言い換える方法などは、以下コラムでも解説していますので、よろしければご参照ください。

「ご冥福をお祈りします」の意味・例文・言い換え|お悔やみ文例解説

忌み言葉

こちらも親戚に送る弔電に限った話ではありませんが、一般的に弔電では、「重ね重ね」「度々」など不幸が重なることを連想させる「重ね言葉」や、「死ぬ」「苦しむ」ことを連想させる「四」「九」などの言葉は避けるのがマナーとされています。

年齢に触れるような表現

弔電では、ご遺族を励ますつもりで「故人は天寿を全うした」「大往生でした」といった表現をされる方もいらっしゃいます。

しかし、これらの言葉は「亡くなったけれど十分に長生きした」といった意味合いが含まれているため、その使用には注意が必要です。

故人やご遺族との関係性が親しい場合は、こういった表現も問題にならないケースがあります。しかし、あまり親しくない関係性の場合は、大事な方を亡くしたばかりのご遺族の心証を害する恐れがありますので、こういった言葉は「距離感」を考えて使うようにしましょう。

親戚への弔電で使える文例集

「親戚へ送る弔電の文章が思いつかない!」とお困りの際は、「でんぽっぽ」で照会している弔電用の文例集をぜひご利用ください。

こちらの文例は、いずれも改変なしでそのままご利用いただけます。もちろん文例を参考に、オリジナルの文章に改変されても問題ありません。ご自由にお使いください。

叔父(伯父)、叔母(伯母)への弔電文例

いつまでもお元気でいてくださると思っておりましたので、ご逝去のお知らせにただ驚くばかりです。在りし日のお姿を偲び、心からご冥福をお祈りいたします。

文例番号 8511
文字数 73文字

ご逝去のお知らせを受け、悲しみにたえません。すぐにでもお別れに伺いたいのですが、今はただ遠方より故人の安らかなお眠りをお祈りいたします。

文例番号 8512
文字数 68文字

こんなに早い別れになるなんて信じられないよ。●●さんともっともっと語り合いながら泣いたり笑ったりしたかった。沢山の優しさをありがとう。穏やかな旅立ちでありますように。

文例番号 8532
文字数 83文字

孫から祖父母に送る弔電文例

突然の悲報に接し、ただ驚くばかりです。もうあの笑顔にお会いできないのかと思うと、悲しくてなりません。在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈り申しあげます。

文例番号 8503
文字数 78文字

●●様のご逝去の報に接し、悲しい思いでいっぱいです。優しい笑顔、共に過ごした思い出等、在りし日の思い出は尽きません。遠くから手を合わせ、安らかにご永眠されますよう、お祈りしております。

文例番号 8667
文字数 92文字

ご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご長寿でしたのに、このたびは残念でなりません。在りし日を偲びつつ、ご冥福をお祈りいたします。

文例番号 8534
文字数 69文字

このほかにも、「文例集」のページでは多くの弔電文例をご紹介しておりますので、よろしければこちらもご参照ください。

「弔電」の文例集

親戚に弔電を送る際のマナーと注意点

  • 弔電の料金相場
  • 送るタイミングと宛名
  • どんな台紙を選べばいいか

実際に親戚へ弔電を送る際には、いくつか注意しておきたいポイントがあります。

弔電の料金の相場

弔電の料金は、故人や遺族との関係、台紙の種類や文字数などによって変わりますが、平均すると3,000円〜5,000円程度が相場です。

相場は目安の一つにすぎません。デザインなども参考に気持ちが伝わるものを選びましょう。

「でんぽっぽ」では料金に応じた弔電台紙をご用意しておりますので、よろしければこちらもご参照ください。

3,000円以下の弔電一覧
3,000〜5,000円の弔電一覧
5,000〜10,000円の弔電一覧
10,000円以上の弔電一覧

送るタイミングと宛名

弔電は、通夜に届くよう手配するのが基本です。しかし突然の訃報のため間に合わないといったケースも珍しくないため、遅くとも葬儀・告別式の開始前に届くよう手配しましょう。届けられた弔電は、葬儀・告別式で読み上げられるのが一般的です。

また弔電の宛先は、通夜・告別式が行われる斎場やご自宅とし、弔電の宛名は喪主の名前をフルネームで記入します。喪主が不明な場合は、「〇〇様(故人名)ご遺族様」と記載しても問題ありません。

どんな台紙を選べばいいか

弔電で使用される台紙は、基本的に通夜や葬儀の場に相応しいシックでフォーマルなデザインのものが多くなっています。そのため、基本的には「弔電用台紙」を選べば問題ありません。

ただ、供花や線香などの「供物」を弔電と一緒に送りたい場合は、供花や線香とセットになった弔電台紙を選ぶようにしましょう。

「でんぽっぽ」では供花や線香とセットになった弔電台紙も数多く取り揃えております。

最短当日のお届けも可能!弔電はKDDI電報サービス「でんぽっぽ」

突然親戚への弔電が必要になった際は、ぜひKDDIグループの電報サービス「でんぽっぽ」をご利用ください。

線香とセットになったものや高級な漆塗りシンプルでスタンダードなものまで、様々なニーズにお応えする豊富な弔電台紙と、そのまま利用できる文例集をご用意しております。

また、最短当日ラベルのある商品であれば、当日14時までのお申込みで即日でのお届けが可能。地域によっては、最短3時間以内に電報をお届けすることができる有料オプション「当日お急ぎ便」もございますので、ぜひご利用ください。

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