メニュー

- 喜ばれる電報メッセージやプレゼントの贈り方 大調査 -結婚式に参加したくない?
欠席の理由と今どきの若者の結婚式の価値観とは?

結婚式の新郎新婦

結婚式のあり方は時代とともに変化し、結婚式に対する考え方も十人十色になりました。そこで今回、24歳~34歳の未婚の男女200名以上を対象に「結婚式に参加したくない理由」についてアンケート調査を実施しました。結婚式を欠席したい理由と、若者の結婚式に対する価値観とは一体どのようなものなのでしょうか。

友人・知人の結婚式に参加したくない?

現代の若者が友人・知人の結婚式への参加に対してどのように考えているのか、アンケート結果を元にご紹介します。

半数以上は「結婚式に参加したくない」と思ったことがある

「友人、知人の結婚式に参加したくないと思うことはありますか?」という質問に対して、「参加したくないといつも思う」と回答した方が約12%、「参加したくないと何度か思ったことがある」と回答した方が約19%、「参加したくないとごくたまに思う」と回答した方が約22%となりました。

グラフ1_友人、知人の結婚式に参加したくないと思うことはありますか?

つまり、今回のアンケート回答者のうち半数以上の方が「友人・知人の結婚式に参加したくない」と、少なくとも1度は思ったことがあるということになります。

また、アンケート回答者の約24%、つまり約4分の1の方が「結婚式に呼ばれたことがない」と回答しています。若い世代では、結婚式に呼ばれたときの心の準備が出来ていない人も多い、という現状を見て取ることができます。

「結婚式に参加したくない」と思う理由は?

本来は、結婚する2人の門出を祝う喜ばしい行事である結婚式。しかし、結婚式に招待された若者の多くが「参加したくない」と考えてしまうのは一体なぜなのでしょうか。

【1】金銭的に余裕がない……
結婚式に参加したくない理由を尋ねたところ、「金銭的に余裕がないため」と回答した方が約56%でトップでした。

参加したく無い理由は何ですか?当てはまるものを全て選択してください。

具体的には、結婚式の当日にゲストが用意するご祝儀が負担だと感じている方が多いようです。
新郎新婦との関係性にもよりますが、友人の結婚式の際に準備するご祝儀の相場は20代で2万円~3万円、30代~40代になると3万円~5万円といわれています。さらに、遠方からの参加となるとプラスで交通費や宿泊費も掛かることでしょう。
そのため、結婚式に出席する際の金額は大きな負担となっているのかもしれません。

しかし、最近では結婚式のスタイルが自由になっていることもあり、ゲストに気を遣った招待の仕方が取り入れられることも増えているようです。
例えば、披露宴は親族のみで行い、その後会費制のパーティーを行う、ゲストからのご祝儀を辞退する旨を招待状に記載するなど、招待する友人・知人へ経済的な負担を掛けないよう配慮した、新しいスタイルの結婚式が挙げられます。
このような周囲への負担へ配慮した結婚式を挙げる新郎新婦が増えていることも、若い世代の特徴といえるでしょう。

【2】結婚式に出席するための準備や当日の移動が大変……
結婚式に参加したくない理由で次に多かった回答は「出席のための準備や当日の移動などが大変なため」で、こちらも約51%とほぼ半数でした。
結婚式に参加するには、服装、ヘアメイクなどの準備も必要です。特に女性にとっては時間もお金も労力も要します。遠方から参加する場合は交通や宿泊の手配もあるため、余計に面倒に感じてしまうことでしょう。
仕事などで忙しい若者にとって、結婚式参加のための準備をすることは大きな負担となるのかもしれません。

新郎新婦をお祝いしたい気持ちはある?

「結婚式に参加したくない」と思ったことがある方が半数以上いるという結果になりました。しかし、「結婚式に参加したくない」イコール「結婚をお祝いしたくない」ということなのでしょうか?

「結婚式に参加したくない」と思ったことがある方を対象に、新郎新婦へのお祝いの気持ちがないのかどうかを尋ねたところ、「ない」と答えた方はわずか約9%でした。

グラフ4_参加したくないものの新郎新婦へのお祝いの気持ちはありますか?

金銭面や準備などで結婚式の参加が面倒と思ってしまう方でも、ほとんどの方は新郎新婦をお祝いしたくないわけではなく、「結婚式に参加したくないだけ」であるという結果になりました。

結婚式には不参加でも……お祝いの気持ちを伝える方法は?

「結婚式に参加はしたくないけれど、お祝いの気持ちは伝えたい……」そんなときにはどのような方法でお祝いの気持ちを伝えているのでしょうか。お祝いの品やメッセージについても尋ねてみました。

・どんな贈り物が人気?
「お祝いの気持ち(品)を贈るとしたらどのようなものが良いですか?」という質問には「ギフト券」と回答した方が約46%と1番多く、約半数の方がギフト券をお祝いの品に考えているという結果になりました。

グラフ4_お祝いの気持ち(品)を贈るとしたらどのようなものが良いですか?

続いて、「普段使えるような日常品」約25%、「プリザーブドフラワー・生花」約20%と続き、「日付入りなど記念になる品物」「メッセージ(言葉)」はともに16%でした。

・贈り物と一緒にお祝いのメッセージも
次に「お祝いのメッセージを送るとしたらどのような手段が良いですか?」と聞いたところ、「贈り物と一緒にメッセージを送る」が約60%で半数以上の結果に。

グラフ5_お祝いのメッセージを送るとしたらどのような手段が良いですか?

贈り物と一緒にメッセージを送る手段として、昔から用いられてきた方法といえば電報です。
華やかな台紙の電報を送るだけでも十分に喜ばれますが、新郎新婦を驚かせたいなら贈り物とセットになった電報が良いでしょう。かわいらしいぬいぐるみ付きの電報プリザーブドフラワー付きの電報などがあり、プレゼントとメッセージを同時に手配することができてとても便利です。
結婚式場に届いた電報は、披露宴の最中に司会者に読み上げられ、ゲストに披露されることもあります。結婚式に参加していなくても、結婚式に華を添えることができる点も電報のメリットでしょう。

一方、「メールでお祝いのメッセージを送る」「SNS(Twitter、LINE、Facebook)でお祝いのメッセージを送る」と答えた方は、それぞれ約10%に留まりました。
最近では、メールやSNSを使ってメッセージを送る方法もメジャーになりつつありますが、メールやSNSのメッセージは手軽な反面、機械的でそっけないと感じてしまう方もいます。新郎新婦への気持ちがしっかりと伝わり印象に残るのは、やはり電報などのメッセージ付きの贈り物ではないでしょうか。

おわりに

経済的な理由や準備に掛ける時間がないなどの理由から、結婚式に参加したくない若者が多いのは事実です。しかし「お祝いの気持ちは何らかの形で伝えたい」と思っている若者も多いことが、今回のアンケート結果から分かりました。自分に無理のない範囲でお祝いをしたいと考えている、今どきの若者らしさが浮き彫りになった結果だといえるのではないでしょうか。

結婚式には参加できなくても、新郎新婦に対するご自身の気持ちを電報などのメッセージにのせて贈ることで、お互いがあたたかい気持ちになることができます。友人・知人の結婚式に欠席する場合であっても、ぜひ心を込めたお祝いのメッセージを伝えてみてくださいね。

調査概要

調査区域:47都道府県
調査方法:インターネットリサーチ
実施期間:2017年11月2日~5日
有効サンプル数: 225(24歳~34歳の未婚男女)


ページトップへ