取引先やお世話になっている方の昇進・昇格・就任などの機会には、お祝いの電報を贈ってみてはいかがでしょうか。しっかりと配慮の行き届いた贈り方ができれば、相手からの信頼も高まることでしょう。ここでは電報を贈る際のポイントやマナー、文例をご紹介します。
電報の宛先に間違った役職名を記載してはいけないのはもちろんですが、その役職が相手先の企業でどのような意味を持つのかを確認できると、より適切な対応ができるでしょう。
同じ名称の役職であっても、その意味は企業によって異なることがあります。「昇進」「昇格」などとされていても、実質的な地位が変わらなかったり、本人にとっては必ずしも喜ばしくないこともあります。可能であれば、事前に相手先の関係者などに確認すると間違いがありません。
順位 | 役職 |
1 | 会長 |
2 | 社長 |
3 | 専務 |
4 | 常務 |
5 | 監査役 |
6 | 本部長、事業部長 |
7 | 部長 |
8 | 次長 |
9 | 課長 |
10 | 係長 |
11 | 主任 |
順位 | 役職 |
1 | 事務次官 |
2 | 省名審議官 |
3 | 官房長、局長、政策統括官 |
4 | 部長、総括審議官 |
5 | 次長、審議官 |
6 | 官房三課長 |
7 | 課長、参事官 |
8 | 室長、企画官、調査官 |
9 | 上席〇〇専門官、課長補佐、専門官 |
10 | 係長、主査、専門職 |
11 | 主任 |
12 | 係員 |
昇進・昇格・就任のお祝いは、必ず正式な辞令が発表されてからお祝いをします。辞令後1週間以内には電報が届くように手配しましょう。なお、前任の方への配慮や、万一の変更の可能性を考えると、正式な辞令が出る前に、内定の段階で電報が届くように手配するのは避けた方がよいでしょう。
取引先に電報を贈る際は、特別な場合を除き、自宅ではなく勤務先に届けます。お届け日には、土・日・祝日などを避け、相手先企業の営業日を指定しましょう。また、お届け日は辞令の当日や翌日を指定するのが通例ですが、日取りを選んで手配する場合には、大安の日に合わせて贈るのもよいでしょう。
電報には、一般的な紙の台紙だけでなく、高級なうるし台紙や、お花やギフトとセットで贈ることのできるものもあります。予算や用途によって選択できますので、会社で取引先へ贈り物や接待をする際の規定や慣習などがある場合は、事前に確認しておきましょう。
でんぽっぽでよく利用されている、人気の祝電台紙をご紹介します。
昇進・昇格・就任などのお祝いにご利用いただけるメッセージ文例をご紹介します。下に掲載した以外にも多数の文例をご用意しておりますので、よろしければ電報マナー文例集と併せてご確認ください。
電報マナー文例集(就任)
電報マナー文例集(昇進)
電報マナー文例集(栄転)
仕事などで普段からよく顔を合わせている相手でも、改めて敬意や感謝の気持ちを伝える機会は少ないかもしれません。心のこもったメッセージは、きっと贈る相手との信頼関係を深めてくれることでしょう。お世話になっている方の昇進・昇格・就任などの機会には、ぜひ日頃の感謝もこめて、お祝いの電報を贈りましょう!