結婚式やお葬式などに出席できない時には電報を送りますが、その際、祝儀や香典はどうすべきなのでしょうか。意外と知られていない祝電・弔電と祝儀・香典の送り方、そして祝儀や香典をいただいた際のお返しについてご紹介します。
ここでは、祝電や祝儀を贈る機会の多い結婚式を例にご説明します。
やむを得ない理由で結婚式を欠席する場合、さほど親しくない相手であれば祝電だけを贈るのが一般的です。特に親しい方やお世話になった方などで、祝電だけでは足りないと感じる場合には、祝儀やその他のお祝いの品を贈るなど、自分と相手の関係の深さで判断するとよいでしょう。
祝電だけ | 一般的にさほど親しくない相手 |
祝儀やその他のお祝いの品もセット | 特に親しい方やお世話になった方などで、祝電だけでは足りないと感じる場合 |
祝儀を郵送する場合は、現金を祝儀袋に入れ、現金書留郵便で手配するとよいでしょう。普通郵便では郵送中に事故が起きた場合に補償されず、トラブルになることがありますので注意してください。
お届け日は、結婚式の1~2週間前にするのが一般的です。結婚式以外の場合には、特に決まりなどはありませんが、そのお祝い事の前後で届くように手配するとよいでしょう。
祝電だけをもらった場合には、手紙や電話などで、早めにお礼を伝えましょう。祝電を贈ってくれた相手にかえって気を使わせないように、ふつうは高価なお返しなどはしません。祝儀をいただいた場合には、その金額の半額程度の品でお返しをするのが一般的です。
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遠方のため、または健康上の理由などでやむを得ずお通夜や告別式などに参列できないこともあるでしょう。このような場合、弔電とともに香典を送る必要があるのでしょうか。
弔電と香典についても、故人や遺族との関係の深さで送り方が異なります。普段あまり付き合いのない相手であれば弔電だけを送るのが一般的です。故人あるいは遺族と親しい間柄で、弔電だけでは足りないと感じる場合には、とりいそぎ弔電でお悔やみを伝え、後日届くように香典を送るとよいでしょう。訃報を聞くのが遅れて、弔電が葬儀に間に合わない場合であれば、香典だけを送ってもよいでしょう。
弔電だけ | 普段あまり付き合いのない相手 |
弔電でお悔やみを伝え、 後日香典を送る |
故人あるいは遺族と親しい間柄で、弔電だけでは足りないと感じる場合 |
香典だけでもOK | 訃報を聞くのが遅れて、弔電が葬儀に間に合わない場合 |
香典も普通郵便ではなく、香典袋に現金を入れて、現金書留で手配しましょう。弔電を送らずに香典のみを送る場合には、お悔やみの気持ちを書いた手紙を同封しておくとよいでしょう。
弔電をもらったら、できるだけ早めにお礼状を出しましょう。お礼状には、グレーの縁取り枠が入った専用のハガキ、もしくは縦書き用の便せんを使用します。香典をもらった場合は、四十九日法要が済んだあとに半額程度の品を返すのが一般的です。
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電報と祝儀・香典のどちらを送るかは、はっきりと決まっているものではありません。相手との関係や、これからのお付き合いを考えて選ぶとよいでしょう。
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