ありきたりの文章だと気持ちが伝わらないし、オリジナルで電報の文章を考えるのは大変です。そこで「でんぽっぽ」文例集の例文を活用したアレンジ方法をご紹介します。文章の長さも気になりますが、まずはユニークな内容で文章を構成するとオリジナリティある電報になり、お祝いに華を添えることができるでしょう。
まずは、文例集のなかからアレンジのベースとなる文例をピックアップしてください。ちなみに『でんぽっぽ』の電報は、最大820文字までメッセージを届けることが可能です。送り手へ想いを、しっかり伝えることができるでしょう。
「○○様」といった堅苦しい敬称では、丁寧ですが冷たい印象になりがちです。相手との関係性に応じて敬称を変更するだけで、あたたかみが増すと同時に親近感がグッとアップします。また、相手が上司など目上の人の場合はその人との関係性もさりげなく伝えるのも良いかもしれません。
仲のよい友人 | 「○○くん」「○○ちゃん」などいつも読んでるトーンで |
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学生時代からの親友 | 当時のニックネームで思い出をよみがえらせます |
職場の上司 | 関係性を出す(例:新人時代からお世話になっている○○部長) |
送る方の人柄の魅力を盛り込むことが大事です。まずは、思いつくままに相手の長所を書き出していきましょう。自分だけが知っている、意外な人柄を紹介するのも良いかもしれません。次に「感動させたい」「笑いを誘いたい」といったように、電報を受け取る本人や周囲にどんな印象を与えたいかを考えたうえで、書き出した長所の中から「紹介したい人柄」を絞り込んでみてください。
送る方の人柄が伝わるエピソードを添えることで、言葉の説得力が大きくアップします。印象的な話がパッと思い浮かばない場合は、電報を送る相手との出会いから記憶を振り返ってみてください。「初対面のときの印象」「仲良くなったきっかけ」など、過去を掘り起こしていくうちに、きっととっておきのエピソードを思い出すでしょう。自分だけが知っている話を披露すると、結婚式などのイベントが、盛り上がることでしょう。
いくら素敵な文面が完成しても、言葉遣いが間違っていては台無しです。特に敬語の使い方には、気をつけましょう。過剰敬語は、聞き苦しい印象を与えるので要注意です。またお祝いの席では、不幸なことや不吉なことを連想させる「忌み言葉」を使わないようにしましょう。そのほか、「優柔不断→思慮深い」「無愛想→冷静」といったように、マイナス表現はポジティブな言葉に言い換えるようにしましょう。
丁寧語 | 文末に「です」「ます」などをつけ、丁寧に表現する言葉。「お酒」「お料理」など、文頭に「お」「ご」をつけることで、物事を上品に表す美化語も含まれます。 →(例)「話します」「会います」「見ます」 |
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尊敬語 | 「いらっしゃる」「召し上がる」といったように、相手の動作や相手に関する物事に敬意を表す言葉。「御社」「ご担当者」といった表現も尊敬語の一種です。 →(例)「おっしゃいます」「お会いになります」「ご覧ください」 |
謙譲語 | 自分の動作や自分に関係する物事を下げて、間接的に敬意を表す言葉。自分側の行動を礼儀正しく表現する丁重語も、謙譲語に含まれます。 →(例)「申し上げます」「お目にかかります」「拝見します」 |
送る気持ちが大事です。せっかくなら定番文例よりオリジナルの内容で送った方がきっと喜んでもらえることでしょう。
難しく考えず、素直な気持ちを送ってみてはいかがでしょうか?